- カクテルパーティー効果
- 名前呼んでますか?
- 言い換えで伝える
- ありがとう最強説
カクテルパーティー効果
カクテルパーティー効果という言葉をご存知ですか?
カクテルパーティーのような騒がしい場所でも自分の名前や興味のある話題は耳に入ってくる。
という現象です。
どんなに騒がしくても、他のことに集中していたとしても、
自分の名前や今自分が興味のあるものの話はスッとと耳に入ってくる。
つまり、
子どもも大人も“自分“にしか興味がないものなのです。
名前を呼んでいますか?
保育士業界で多いのは(研修などで複数の方とお会いするとき)
とりあえず「先生」と呼んでおけば名前を知らなくてもなんとかなる。
という現象です。
だってみんな先生ですから。
そこで〇〇先生と名前で呼ばれたら、「この人覚えてくれていたんだ」となりますよね。
保護者に対しても「おかあさん」「〇〇ちゃんのお母さん」と呼びがちですが、
苗字で〇〇さんと呼ばれた方が自分に対して興味を持ってくれているのだな。と相手は思うかも
しれません。(流石に下の名前では呼びにくいですが。。。)
そして子どもに対して1番大切なのが
名前の後に否定をしないということ。
つまりどういう事かというと
「〇〇ちゃんだめ!」「〇〇くんやめて」「〇〇さん走らない」
といった感じで名前+否定は
大事な大事なそして大好きな自分を否定されたに繋がりかねないからです。
言い換えで伝える
じゃあどう伝えたらいいんだ思われるかもしれないので先ほどの例を言い換えると
「〇〇ちゃんだめ」→「〇〇ちゃん、これを触ると怪我をして〇〇ちゃんが痛いかもしれないからね」
「〇〇くんやめて」→「〇〇くん、お友達嫌そうにしてるよ、〇〇くん優しくしてあげたらお友達も嬉しいよ」
「〇〇さん走らない」→「〇〇さん歩こうね」
と否定を使わず言い換えられる物は言い換える。走らない→歩こう
本当にダメなことをした時は人を否定するのではなく行為を否定することがいいかと思います。
そんなこと言っても現場は常に一瞬とも目が離せない状況。咄嗟に「ダメーーーーー」
と出ちゃうこともあります。
そんな時は名前の後に相手の喜ぶ言葉
「〇〇ちゃんありがとう」「〇〇くんのおかげですごく助かったよ」「〇〇さん足速いのね」
を意識的に取り入れてみましょう。
ありがとう最強説
私が実際やっていたことの一つとして
名前の後にかなりの割合で「ありがとう」をつける。です。
何かしてくれたら必ずありがとう。たとえ誰が落としたのかわからない
落ちてるゴミを拾って捨ててくれただけでも。
なんでもかんでも〇〇先生ありがとーと言っています。
それは保護者にも子どもにも。
提出物持ってきてくれただけでも「〇〇さんありがとうございます、助かります。」
トイレのスリッパぐちゃぐちゃにせずに脱いだだけでも「ありがとう、助かるー」
言われて嫌な気持ちもしないし、言っていても不快ではない。
そしてここで重要なのが、どれだけ人を観察しているかということ。
ボーっとしていたらありがとうチャンスも見逃してしまいます。
愛されるためには常に周りに興味を持ち観察することが大切です。